失踪日記

吾妻ひでお著、イースト・プレス刊、1140円。
実体験に基づいた漫画、ノンフィクション。失踪、自殺未遂、路上生活、アルコール中毒、強制入院、やることはすべてやったという感じ。あえて緊張感のないタッチで描かれた強烈な内容は妙に現実感がある。冗談なようなホントの話。
インターネットで購入したので漫画だとは思わなかったのだが、吾妻ひでおなんだから当然といえば当然。一気に読む。


失踪日記

失踪日記


ヲレはロリコンでも不条理フェチでもないので、吾妻ひでおの代表作って思い出さない。けれども今回この本を見つけたとき、おっー懐かしい、と声が出た。
さて、どこで記憶に残ったのかとしばらく考えて・・・・・・思い出した、「ひでおと素子の愛の交換日記」だと。その本を持っていたような気がしたので書棚をしばらく探したが見あたらない。「バラエティ」に連載されていたことは覚えている。ここで出てくる「素子」は新井素子なんだけど、こっちも懐かしい。

書棚を探している時に見つけたのが「Neverland Party 新井素子と15人の漫画家」(1985年刊)と「SFアドベンチャー増刊 新井素子100%」(昭和60年12月刊)の2冊。「月刊カドカワ創刊号」なんてもの見つけた。すごーい、懐かしい。
なんかいい時代だったなあ、知的好奇心と有り余る体力が迸っていたよ。
ついでに、吾妻ひでおとりみきの対談もある。とりみき「愛のさかあがり」も傑作だ。

【最後に、遅筆堂(tipitu)から切なる願い】
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