オールド・テロリスト

村上龍著『オールド・テロリスト』文藝春秋刊、読了。軽いノリの表紙のイラストと帯のつまらなさから、有川浩著『三匹のおっさん』みたいかなというイメージで読み始めたのだが、結構、ヤバいストーリでグロくてビビったりした。それでも一気に読ませる面白さもあって、570ページを2日で読了。f:id:tipitu:20170212001736j:plain後半、相良牧之原ICとか、なぶら館とかが出てきたりして、おー、村上龍、取材来たかあ、と感動。生シラス食べたり。カツラギという個性的な女性が巧く描かれていて読み応え有り。野間文学賞を受賞した『半島を出よ』と同レベルの傑作かも。