那覇空港LCCターミナルは、チープだがこれもアリだと思う
那覇空港LCCターミナルを見てました。富士山静岡空港にLCCが就航する可能性は今のところないわけですが、そもそもその議論をする前提としてLCCについての知識がなさ過ぎであるので、一昨年供用開始した那覇空港LCCターミナルについて勉強してきました。いやー、面白いというかこういう航空業務の在り方もありなのかと実に関心してしまいました。その点をざっくりと箇条書きで書き出してみると、
・ANAグループの貨物上屋を借り受けて改装しターミナルとしている。
・なので、見た目は倉庫
・LCCターミナルの表示もない(張り紙程度)
・待合のイスは、プールサイドやビーチなどにあるプラスチック製のやつを並べてある
・土産物屋は、出店風
・搭乗通路は、コンクリート打ちっ放し(現場風)
・ボーディング・ブリッジはない
・しかたなしに、飛行機までは歩いていくしかない
・雨降ったら傘を貸してくれる(あくまでも歩く)
・航空機の入口扉までは、足場風の階段を上っていく
・↑当然、足場風の階段は手押し(手動)
・手荷物受取所にターンテーブルなし(床直置き)
・そもそもLCC利用者は手荷物を預けない(有料だし)
・受付カウンターはDIY風
・空調器は、工場風、配管丸出し
・税関もDIY風
・出発案内は、ミーティングボード改
要するに全体的にコストカットが徹底されていてチープ。でも利用者は、フルサービスを求めているのではなく、安価で安全に目的地に行ければいいということであるので、なんら問題無いとのこと。新幹線を使わずに青春18切符とか深夜バスを使っての旅行もあり、と同じなんですよね。実に面白い。
那覇空港LCCは、Peachとバニラエアが就航していますが、一度、使ってみたいなあ。静岡県民は、LCCを使う機会が少ないですよね。LCCは薄利多売なので静岡空港の就航は難しい(成田・羽田・関空便が有力)と思われますが、それにしても空港運営の在り方を考える上でとても良い勉強になりました。