アナと雪の女王

ディズニー恐るべし。福島県南相馬市にいる時は、「けっ、アニメなんか観ねーよ」と豪語していたのに、土曜の夜、レイトショーで家族揃って観ちゃったですよ。まあ、理由はそれなりにある。端的に挙げてみれば、

  • 上映が2Dから3Dに変更された。
  • 松たか子の歌があまりにも評判が良い(iTSで事前購入して確認)
  • DVDとかではなくて、映画館で観る映画かなと路線変更
  • 高二の長女が一緒に観たいと言った。
  • GWが明けて、もう空いているだろ。
  • ジブリはやっぱりもうダメだよと確認したかった。
  • 夫婦50割の対象年齢になった。

なんですね。特に、3Dは良かった。こんなに素直に3Dを観ることができたのは初めて。通常、この選択肢の場合は2D字幕版となるのだが、今回だけは3D吹替えはテッパン。

日本語吹替では、松たか子の"Let it go"は秀悦だし、アナの吹替にしても神田沙也加がこんなに才能があるのかと驚いた次第。なお、途中からエルサが松たか子に見えてくるほど。この二人の吹替えは、近年にない最高の好演だと思う。因みに和訳が、

  • "let it be"=なすがままに
  • "let it go"=ありのままで

なんですよね。また、May J.の"Let it go"の"ありのままの"の"ままの〜"の部分の歌い上げ方に激しく萌えている。


ストーリは予定調和で王道な展開で今ひとつなのだが、映像は実に美しい。ジブリの「風立ちぬ」は反省しなければ。そこは映像の美しさということではなくて、如何に観客を愉しませるかがエンターテイメントだというところ。自己満足は行かんですよ。子供から大人まで無条件に愉しめる『アナと雪の女王(3D)』は、本気でお薦め。なお、エンドロールは最後まで観るべし。