南相馬市、想い出の旅(相馬野馬追いの扇子)

この3月末に福島県南相馬市への単身赴任が終了して静岡に帰任するときに一年間お世話になった職場の方から戴いたのがこれ。

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南相馬の事を忘れないでという思いで選んでくれたとのこと。しっかりとした箱に入っているものは、

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扇子だ。おー、欲しかったのだよ。安っぽい製品が多い中で、これはいい。

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開くと扇面は、和紙に描かれた相馬野馬追いの図が表れる。戦国絵巻だな。品があり適度なサイズでよさげ。重さも丁度良い。使うのが勿体ない感じ。

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骨は竹、実に丁寧に作られていている。要の部分も綴じたときはカチッと合わさり気持ちがいい造作精度。

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扇面の裏は、民謡 "相馬流れ山" の歌詞が書かれている。うーむ、思い出すよ、職場の旅行の宴会の時、最後まで残ったヲレ立ちのために同僚が謡ってくれたこの唄。


いいねえ、思い出すと泣けるよ。扇子は、これからの暑い静岡の夏に使わせていただきますよ。涼しい東北の夏が懐かしい。