しゃっくり100000回、難聴は会話が成立しないレベル、辛かったあ

もう、週末か。悪夢のような長く辛い一週間だった。

先週の木・金と風邪で職場を休んだのだが、そこからが長い。金曜日の夕方には熱は下がり回復に向かうと思いきや、木曜日の夜から始まったしゃっくりが止まらなくなる。

土曜日、前夜、一晩中しゃっくりが止まらず、朦朧として土曜診療をしている民間総合病院へ。
その後も状況変わらず(ということは連続しゃっくり)もだえ苦しみ、暗い日曜日(ダミア)を過ごす。苦し紛れにKindle paperwhiteを注文したらしい。

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月曜日、とても仕事に行ける状況ではなく市立病院の呼吸器科へ。柿の蔕を煎じた漢方薬が一番効くらしいよという西洋医学の医者らしからぬアドバイスをいただく。フラフラして市内の漢方薬局を渡り歩くが手に入らない。毎分12回(5秒に一回)のしゃっくりは体力をボディブローの様に体力を消耗させる。夜中にインターネット販売で柿蔕湯(ネオカキックス)を探し出し注文!やったー、これで助かる!

火曜日、若干、回復の傾向があり、燃えるゴミを出す。これ以上仕事を休めないと、ヒックヒックをしながら勤務。昼休みに過去最大のしゃっくり発作が始まり、午後は休暇(同僚が見るに見かねて「帰ったら」と言ってくれた)。夕方、朦朧としながら洗濯をしたらしい。早く柿の蔕が欲しいと昨日のネット販売の記録を見たら・・・なんと送り先が牧之原市に(絶望・どん底)。頼むから早く!というメッセージを付けて再度注文。夜は、疲れ果てて気を失うように寝落ちするまでしゃっくり三昧。

水曜日の朝、しゃっくりが止まっていたのでしゃっくりの切っ掛けとなる咳や無駄なしゃべりをしないよう慎重に行動。電話や来客は、同僚達がやってくれる。申し訳なし。この頃から、耳の聞こえが悪くなる。夜9時までしゃっくりの発作は起こらなかったが、ちょっと油断したらまた始まった。そこから4時間、もだえ苦しむ。木曜日の夜から数えると、しゃっくり回数は延べ10万回に上る(計算上)。ヲレ、もう横隔膜はいらない。

木曜日の朝、しゃっくりは止まっているが激しい難聴。両耳、ほとんど聞こえない。仕事に行くときに乗ったワゴンRがハイブリット車かというくらい静か(単にエンジン音とか路面摩擦音が聞こえないだけ)。当然、来客、電話などの業務はできず黙々と事務仕事。職場の方、すみません。時間休を取って開業医の耳鼻咽喉科へ、急性中耳炎の診断。この日、夜までしゃっくり発作が起きず。ほぼ一週間ぶりに安眠できる。牧之原の自宅から「柿蔕湯届いたよー」という脳天気な連絡が入る。

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金曜日の朝、しゃっくりの止まった感が安定してきた。耐えられそうな感じ。夜、柿蔕湯が届く(泣)。
ただし、難聴は激しく1メートル離れると会話ができないレベル。電話は受話器を通じれば会話ができるのでまだ良いが、どこで電話が鳴っているのかがわからない。始業・終業のチャイムも聞こえない。世の中が静かになった。雑音が聞こえない。映画「ゼロ・グラビティ」で観た宇宙空間での無音の世界はこんな感じか。
この難聴状態はしばらく続きそう。週末は、孤独で静かな世界観を愉しむしかない。こんな時こそ、本でも読もうか。ものは考えようだ。