帰還困難区域(双葉町、大熊町、富岡町)の特別通行

国道6号の帰還困難区域(双葉町、大熊町、富岡町)の特別通行許可証がやっと交付された。通行可能時間が7時から19時となっているが、1月から6時から20時と運用基準が改定されている。これがあれば、雪で八木沢峠・川俣が通行できない場合でもいわきから常磐線で帰省が可能となる。

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ということで、いわき駅周辺の駐車場の確認とみどりの窓口など帰省時の事前調査のため、帰還困難区域内の国道6号を通過してみた。おそらく3月まで何度か通行することになる。前後に車はなく、パトカーなど警察車両に5台ほどすれ違う。

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下の数値は手持ちの空間線量計(車内、走行中)の数値だが、大熊町は、やっぱり凄まじい。一気に駆け抜ける。これが日本で本当に起こっていることだろうか。因みに我が故郷は、0.03μSv/hくらい。

  • 10:20 0.09μSv/h 南相馬市(原町桜井町)の私のアパート
  • 10:38 0.11μSv/h 小高区入り
  • 10:40 0.22μSv/h 浪江町入り
  • 10:45 0.32μSv/h ゲート入り(双葉町)
  • 10:49 0.51μSv/h〜0.90μSv/h 双葉町役場横
  • 10:50 1.10μSv/h 大熊町入り
  • 10:52 13.0μSv/h〜16.0μSv/h 福島第一原発付近(大熊町)
  • 10:55 3.00μSv/h ゲート出る(富岡町)

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帰還困難区域を抜けて広野ICからいわき中央ICまで常磐道を通行してみる。広野ICから北上して南相馬ICまでは、原発事故により通行不可。広野ICからはほとんど通過車両なしで、独占状態。

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始めて訪れたJRいわき駅周辺では、いろいろ駐車場などを下見しながら散策。昨日の盛岡が別世界のよう。とても暖かく日向ぼっこしている人が多い。地味に発展している感じの地方都市であるが、全般的に人出は少なく寂しげ。

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いわき駅近くのイタリアンなお店で煮込みハンバーグを食して郡山へ移動。そこでも用事をちゃっちゃと済ませて、二本松・川俣・飯舘村経由で帰宅。飯舘村では、雨が雪に変わり、おっかなびっくり運転だー。本日の走行距離約250km!疲れた。