三春町の滝桜

単身赴任して初めての晴れの週末、まずは三春町の滝桜を観る。三春町の滝桜は、薄墨桜(岐阜県本巣市)、神代桜(山梨県北杜市)と並ぶ日本三大桜の一つ・・・らしい。まあ、ヲレとしては、これに川根の水目桜を加えて貰いたいが。

地元の方に状況を事前に訊くと、「渋滞すっから行ったことねっぺ」とか「6時間、7時間のお渋滞がぐごすっぺ」(←使い方違っているかもしれない)っていう感じであったので、今日はやる気を起こして、朝4時起き、珈琲を作って水筒に入れて、4時半暗闇の中を出発する。寒くて車のフロントガラスは凍結している。

全村避難中の飯舘村まで来たところで夜が明ける。荒涼たる田んぼが悲しい。

渋滞もなく、午前6時、すんなりと臨時駐車場に入る。でも、ほぼ満車状態。観桜料300円を支払って滝桜に向かう。周辺はしっかりと整備されている。5分ほど歩けば、滝桜が見えてくる。いやー、素晴らしいですよ。

枝垂れ桜、8分咲き。

樹齢1000年以上、天然記念物。朝日に輝く畏怖堂々とした老木の姿に感動する。

横から。

周りには何も無く、滝桜だけ。存在感あり。

裏側から。

再び、正面から。カメラおじさん、おばさんの数が凄い。雲一つ無い快晴で、この時間になるとそれほどの寒さは感じない。桜は朝がいいな。ちなみに夜間のライトアップもあるらしい(渋滞するよ、たぶん)

雰囲気的に、こんにゃくおでんを食べなければいけない(屁理屈)ので食べる。熱々で美味しい。

3色団子、醤油味だれ。炭火で焼いたこいつ、まあ、そういう雰囲気なのでこれも食べる。朝早かったので、美味しいのですよ。

日本三大桜の一つ、東北に来たのだからこれは観なければということであったが、最高のタイミングで観られたので満足満足。こうして賑やかしに出かけて、お金を使うのも復興支援の一つ。ちなみにこの三春町も線量が高い。線量計を忘れたのでホームページ(http://www.town.miharu.fukushima.jp/soshiki/7/04-0101houshanousokutei.html)で調べてみると、時間当たり0.18マイクロシーベルト、静岡の6倍近くある。滝桜から5分ほど車で走ったところで仮設住宅も見かけた。やっぱりここも被災地なんだよね。