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 幸せに暮らす集落

書籍 日常

鹿児島県土喰(つちくれ)集落で生活する人びとの日常をアメリカ人の著者ジェフリーさんが優しく綴る素晴らしい書籍です。日々をあたふた過ごす君たち「幸せってなんだかわかるかな」と語りかけてくれます。

私はいつも子供たちに「普通に生活できることは幸せなんだよ」と言っていますが、この土喰集落の人たちも、まさにそのとおりで、まさに自然体でゆったりと生きていることを幸せと感じています。そして、ジェフリーさんも、もどかしいながらも優しいのです。

土喰集落は、平均年齢77歳、高齢化率89%の集落です。限界集落という言葉が一時叫ばれましたが、これって外野(恐らく行政)が勝手に定めた枠組みで、だからといってすべてがそうであるわけではないということが判ります。限界集落かどうかは、そこで生活する方の意識の持ち方で違うのですね。そうは言っても、土喰集落も月日が経てば一人一人と亡くなり、読み終わる頃には書籍の最後には7人も減ってしまいます。少なくなっていく集落を観ているのは悲しいし、ついつい、おい大丈夫かと思ってしまうのですが、集落の人びともジェフリーさんもこれが自然なんだというスタンスでいるところがまた自然なんです。いろいろと考えさせられます。

幸せに暮らす集落―鹿児島県土喰(つちくれ)集落の人々と共に―

幸せに暮らす集落―鹿児島県土喰(つちくれ)集落の人々と共に―

一度、訪れたい土喰集落です。ジェフリーさんにも会ってみたいです。ぜひ、この本を読んでみて下さい。だれもが優しい気持ちになれます。