2013年2月の読書メーター

2013年2月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2000ページ
ナイス数:220ナイス

ボックス! 上ボックス! 上感想
平和主義者の文系事務職ですが、競輪とボクシングと登山が大好きです。チームではなく個人が孤独に戦うシステムが根暗な私にぴったしです。生まれ変わることができれば、次はボクシングをやってみたいなあと常に思っています。優紀くんがどんどん強くなっていくのが、小気味よい。後編に期待です。
読了日:2月23日 著者:百田 尚樹
ボックス! 下ボックス! 下感想
いいね。仲間感覚が素晴らしい。
読了日:2月23日 著者:百田 尚樹
何者何者感想
「てにをは」が気になったりして非常に読みにくい。けれども『桐島・・』もそうだが、よく考えられたプロットが魅力。思いがけない伏線、展開が真を突いいてぎくっとしたりする。ヲレも普段使いのTwitterであるが、怖い!と思ったりする。確かにそうだなと思えるとこもあったりして、今の若い人たちの社会って、いろいろ複雑なんだよなとあらためて思う。就職も含めて大変です。我が子が、もう少しでそういう年齢になるので、かなり心配。やっていけるだろうか。
読了日:2月23日 著者:朝井 リョウ
督促OL 修行日記督促OL 修行日記感想
売れているのでもっと面白いかと思ったら、意外に普通だった。というか、ヲレ、消費者相談みたいな仕事を一時していたので、クレジット会社とはリアルに戦ったのでもっと凄いことを経験している。大変な仕事であることは理解するけれども、それによって苦しんでいる人もいる。特に悪質業者との契約、クレジット会社にも責任があるよ。ヲレもかなり利用しているので、全否定はしないが、どこかそういうモラル的なものを持っていてもらいたいなあ。
読了日:2月7日 著者:榎本 まみ
小説・震災後 (小学館文庫)小説・震災後 (小学館文庫)感想
あえて書名に「小説・・・」と付けなければ「これ小説か?」批判を浴びそうな構成。それとも「これは小説で私の考えではありません」という言い訳のためか。震災関係って、どう描いても良くも悪くも批判を浴びることが多い。そういう意味では根が深い単純に切り取れないテーマ。まず、小説の体をなしていない。著者の考えをずらずらと聞かされている感が強い。SSPSについては、吉田修一著『太陽は動かない』でも題材として取り上げられているが、いきなり講演会で出てくるのは唐突で感動に繋がらない。大切なテーマということは理解できるが。
読了日:2月3日 著者:福井 晴敏
とんび (角川文庫)とんび (角川文庫)感想
重松は私と同い歳。同じ時代を生きてきたので、昭和の変遷が理解できる。こういう優しくて熱い時代だったのだよな。アキラが息子・娘と同じ年代の所では、我が子を透過して読んでしまうのでマジ泣けた。うちの息子も優しいのですよ。4年前に亡くした親父のことも思い出すな。親になって初めて知ること、子供が離れていって初めてわかることがある。重松は、普通の話で描かれるのですんなりと心に染み渡る。激しく良本。
読了日:2月2日 著者:重松 清

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