はがきデザインキット2013に一言

昨年、2012版についてブログ記事を書いたが、残念ながら、2013版も昨年指摘した問題の解決はされていない。特に2012版で指摘した事項の内、次の3点は大きな問題。

  • あて名面作成で、住所を修正し保存すると、住所録一覧表示が先頭(あ)に戻ってしまう。
  • 一覧画面で左側のチェックを複数入れた状態である個人の登録事項を修正し保存すると、複数入力してあったチェックがすべて外れてしまう。一度入力したチェックは、クリア指示をするまで保持してもらいたい。
  • 宛名追加画面で、「市区町村」の枠が小さく、全体が表示されない。

これらは実際にこのソフトを使って住所録管理をしてみれば、誰でも不便に思うこと。なぜこれら問題が解消されないのかが不思議。

さらに、

  • 「あて名面作成/住所録」のウインドウサイズが変更できないため、表示されるデータが限られてしまう。特に1行の表示が途中で途切れるため、確認作業にしにくい。

氏名を表示すると、右側の送受信記録が見えない。

右側を表示させると、氏名が見えない。最後の手段として項目の幅を変える方法もあるが、それぞれの項目(特に「氏名」「住所」)はチェックしたいので幅を変えたくない。使い方として、送受信の記録を見ながら最左側のチェックボックスにチェックを入れ、あて名印刷をするということは、普通のやり方。仕様の作成者は使ったことが無いのだろうか。

さらにさらに、

  • データの抽出機能がない。例えば、送受信記録の「送信」だけを抽出するとか「送信でない」データの抽出をするとかである。何度、チェックを入れてやり直したことか。気が狂いそうになったぞ。住所録のデータが200件を越えたら、とてもこのソフトウエアは使えない。
  • 「あて名新規追加」画面で×ボタンで「あて名面作成」ウインドウが綴じられてしまう。使う側の直感的には、一つ前に戻るのが普通の感覚。ユーザビリティ、使いやすさを追求というサービス精神に欠けている部分。

さらにさらにさらに、

チェックボックスにチェックを付けて一括処理をすることができるのだが、これで履歴管理をする場合は、要注意。例えば「13年受」だけを「受けた」にしてそれ以外を「登録なし」で一括変更を掛けると、それ以外の変更を掛けたくない「12年送・受」「13年送」もすべて上書きをしてしまう。ヲレは、この仕様を知らずに2012年の送受信記録を失ったよ。これも酷い仕様。一般的には「登録なし」を「変更なし」と捉えてしまうのが普通。損害賠償を請求したいくらい。

まあ、昨年も書いたが、他のMac用はがき印刷ソフトに比べると十分な機能なので、なんとか頑張って進化を期待したいところ。