大川小学校、南三陸町防災庁舎、今、何が言えるか

自主研修。


仙台から野蒜地区、東松島市から石巻市、南三陸町から気仙沼市まで移動した。いろいろ感想があるが、復興とは何かという定義が必要だと感じる。何を持って復興なのか。

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石巻市の大川小学校。様々な映像や検証番組で状況は判っているつもりでも、現場周辺を見てみるとそう簡単なことではなく、どうしてという疑問とこれでは仕方が無かったのではないかという複雑な思いが交錯する。

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橋のたもとに向かうのか、裏山に登るのか、この場に来てみると今になっても正解が判らない。事実と判断、後になってどうすれば良かったのかという検証は必要だが、その時の状況を想像すると誰もが一生懸命であったと思われ悔しさと悲しさが入り交じる。まさに二度と繰り返してはならない悲劇であると心に刻む。

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南三陸町の防災庁舎。南三陸町も壊滅的な被災を受けているが、この防災庁舎では多くの役場職員が亡くなっている。職務を全うするという意識と現実とのギャップの処理が難しい。最後まで残って対応した方々の冥福を祈りたい。