弥勒菩薩半跏思惟像(9)指から手首まで完成、残すはお顔のみ
指を作るのだが、なかなか小さなパーツが多い。
関節ごとにパーツが別れている。特に写真の真ん中の指先が小さい。
しかも、糊代の形状が誤っている。緑の線でカットしないとピッタシにならない。
ということで、そこを精密ハサミでカットして、これを折り込んでいく。
こんな感じかな。この部分だけはどうしてもカクカクとしています。折り目をきっちり付けないと、綺麗にのり付けができない。見逃して・・・(笑)
指を五本作ったら、手に平にこれらを1本づつ付けていく。これも細かい。指先が入らないので、ピンセットで押さえ込んでのり付けをしていく。ゆっくりと慎重、順番に作業をすれば、それなりの形状になっていく。
概ね片手ができた状態。なるべく丸みを残す方が自然で柔らかな感じになる。
両手が完成した腕にそれらを差し込んで手の完成となる。手首の差し込みは、キツキツなので切れ目を入れたりして工夫が必要。違和感なくできればオーケーなので、頭を働かそう。個々に状況は異なると思う。現時点では仮組なので、まだ手首から先は取り外しができる。
さて、残りは頭とお顔だ。弥勒菩薩の微笑み(アルカイク・スマイル)がうまく表現できるかが心配なところ。