テルマエ・ロマエ、幸せへのキセキ

映画『麒麟の翼』で憧れちゃった阿部寛であるが、この映画『テルマエ・ロマエ』でどうでも良くなっちゃった。

それよりも、彼女が上戸彩だと初めて知った。どんだけ世間知らずなんだよと思う。映画は、予定調和でなんら驚きはないものの、この映画が日本で撮影され、日本人が演じてたという冒険心に拍手。同題のコミックも知らず。

次は、『幸せへのキセキ』だが、正直、主演のマット・デイモンには魅力を感じない。『ヒア・アフター』も??がいっぱいだったな。が、この映画では、その魅力を感じない程度の男を演じているので、その辺、適格な配役だったのかも知れない。それにしてもなんで邦題で「キセキ」とカタカナで書くのよ。なんか嫌いだなあ、こういうの。

この映画もあまり刺激的でも感動的でもない普通の展開であるが、家族いうテーマとしては良い感じに仕上がっている。あまり計算尽くということではなく、普通にそうなるだろうと予測できる程度の丁寧さだ。子役(娘の方)がいいね、かわいい。なんか日本にもあのくらいできすぎている子役が数人見かけるが、嫌みの無い演出でこれも好感高い。

総じて、普通に幸せを感じたかな。キセキ?若干疑問あり、何がだよと。後半に出てくる魔法の言葉、これは使える。まさにそのとおりだと思う。ちなみに動物園の検査官ウォルターを演じたジョン・マイケル・ヒギンズはヲレと同じ歳らしい、まったくのおっさんじゃんか。現実を知る。高齢者の仲間入り(泣)