ボーニー(設計図10枚目まで:頭蓋骨から脊髄まで繋がった)

どうなることかと思ったが、頭蓋骨から頸椎、脊髄、肋骨などが一体になり、繋がった。

もはやテーブルの上では組み立て不可能。したがって、ロフトへ上がる梯子がヲレの部屋の入り口にあるので、そこに吊り下げた。部屋に入るときは、ボーニー君の上半身が出迎えてくれるのだ。

正面を向かせる。なんか笑える。左肩下がりで、整形外科医に「普段の姿勢が良くないですね」なんて言われるのだろうな、ボーニー。糸での吊りは、左右の肩胛骨の一組と頭蓋骨から入って頸椎・第一脊髄を通して一組、2本で吊っている。

後ろを向かせる(というか、くるくる回るのだ)。上半身だけなのでバランスが良くなく前屈みなっている。猫背というのか。たぶん、これからいろいろな部品(骨か)が付いてくると、全体がシャキッとしてくるのではないかと期待。しかし、この姿、滑稽だね。骨だけのクリオネみたい。

操り人形かって感じ。頸椎を組み立てている時は、糸との格闘が激しかった。細い2本の糸が交錯するので、こっちをひっぱればこっちが動くし絡まるしと、ピンセットを使って整理するその姿は、心臓外科医のゴッドハンド。我ながらよくできたと感心している。

脊髄から頸椎、頭蓋骨を見上げたところ。組み立てているとよくわかるのだが、組み立てが難しいところ複雑なところは、人体の構造としてやはり複雑で脆い箇所だと思う。特に頸椎などは小さな部品が重なり微妙なバランスで構成されていて、それが重たい頭蓋骨を支えている。首・肩・背中・頭蓋骨の一体感は、肩こりと頭痛を考えればそのとおりですべてが関係してくるのは、骨格を見ても素人ながら何となく理解できる。

だんだんと実感してきた。この危うい完成度の骨格模型は、医学生・看護学生が教材で使うというのは頷ける。だって勉強になるもん。