はがきデザインキット2012

Mac OSXの最大の弱点(じゃないか)は、はがき印刷ソフトがないということ。宛名職人というソフトがあるが、これが酷い使い勝手で、いわゆる使えないソフトウエア。一昨年末、安くない価格で購入したのだけれど、OSがLionになったら使えなくなった。対応もしないということでもう捨てた。最低だな。

仕方がないので、日本郵便の無料ソフト「はがきデザインキット2012」を使ってみる。これがなかなか完成度が高くとても無料とは思えない。小気味よく作動するし、使い勝手も良い。ヲレは使わないがデザイン画面は本当に良く出来ている。

ヲレに必要なのは、宛名面の印刷と住所録。Windowsから引きずってきているデータがあるが、もう古くなっているし、不要な人もいるので、この際、整理し再入力をしてみる。約120件だが、始めてみればあっという間。さすが日本郵便のソフトウエア、郵便番号と住所の連携は完璧。入力項目も最低限のものが用意されている。

概ね合格なのだが、いくつか問題点の指摘を記録しておく。

  • あて名面作成で、住所を修正し保存すると、住所録一覧表示が先頭(あ)に戻ってしまう。
  • 一覧画面で左側のチェックを複数入れた状態である個人の登録事項を修正し保存すると、複数入力してあったチェックがすべて外れてしまう。一度入力したチェックは、クリア指示をするまで保持してもらいたい。
  • 宛名面の印刷でずれてしまう。はがきの余白部分は合っているのに全体が上にずれてしまう。したがって若干下側に位置設定をしなければならない。下の写真の位置設定で丁度よい。

  • 宛名追加画面で、「市区町村」の枠が小さく、全体が表示されない。

  • 旧住所データからCSVファイルを作って読み込みをさせるが、設定どおり読み込まれない。設定とは異なる項目にデータが入ってしまう。この機能は使えない。

と問題点もあるが、使っていて小気味よいソフトであることは間違いない。有料でも良いのでさらなる進化を期待したい。