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 ヒマラヤ 運命の山

映画

山関係の映画は気になる。映画『劔岳<点の記>』は面白かったが、この『ヒマラヤ 運命の山』はスケールが違う。ラインホルト・メスナーナンガ・パルバット、標高差4500メートルのルパール壁、もう卒倒ものだ。ルパール壁だけでも劔岳の標高より遙かに高い。

ラインホルト・メスナーは、すべての8000メートル峰を無酸素で登頂をしている登山家。この映画はこのメスナーの登頂と弟ギュンターの遭難の実態を取り上げている。無酸素(酸素ボンベを持たないアルパインスタイル)で8000メートル超でビバーグ、補助ザイルもなく、登山隊の支援もなく下山。絶望的な状況の中、強靱な精神力で生還するその過程は、見ているだけで疲れる・寒い。リアルだ。

邦題は「ヒマラヤ 運命の山」であるが、これが妥当か。ヒマラヤは山脈の名前、登頂した山はナンガ・パルバット。原題も『Nanga Parbat』なので、最大限妥協しても「ナンガ・パルバット 運命の山」なんだろうな。映画の中ではヒマラヤのヒの字もでてこない。登山になじみがない人には、ヒマラヤの方がわかりやすいからだろうか。