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 海洋天堂

映画

映画『海洋天堂』を観た。2010年中国作品。

脚本に惚れ込んだジェット・リーがノーヒーロー、ノーアクション、ノーギャラで出演したというものであるが、確かにノーアクションだった。それどころか、泳ぎさえもろくろくできない無様な姿を見せていた。もっともヲレは、ジェット・リーの映画観たことないので、それまでどういうアクションをしてきたのか不明。ノーギャラっていうのは間違いで、ギャラは、1人民元。現在のレートで、12.029814円。

ではヒーローは誰かというと、やっぱりこの映画の主人公は、ワン・シンチョン役のジェット・リーなんですね。主人公は彼の優しさ、これに尽きる。自閉症の息子に対する愛情は並々ならぬものがあって、その部分でグワッと涙が溢れる。ヲレも我が身に置き換えて考えてしまうなあ。余命数ヶ月と宣言された時、子供とどう向き合うか。これは辛いけれども真剣に考えるわ。ジェット・リーの素朴なおじさん感がいい。派手なアクション、絶対にしそうもない。

旅芸人でクラウンをやったリンリン(鈴鈴)がいい。中途半端で最後にもう少し助けてくれるかと思ったが、結構あっさり系。ヲレ的にはもっと関わってもらいたかったキャラ。表情がとても優しいのだよ。

普段、自閉症の方をリアルに見ていないので比べることができないが、ターフー(大福)の演技はどうなの。映画の中では、感情をうまく表現できない(表現する方法が判らない)のが自閉症と言っていたような気がするが、そんな中でも感情を表に出そうと努力しているのが映画の中で何度も見てとれた。魚に産まれてこれば幸せだったのに、という父親(ジェット・リー)の言葉が印象的。

入場時に映画館主からタオル地のハンカチをプレゼントされる。先着300名。絶対に泣けるから、これ必要になると言われた。でも、泣きたいから映画を見に来ているわけではない。