下町ロケット、2005年のロケットボーイズ
中小企業、町工場の心意気っていう小説。大企業のイジメ小説とも言う。とは言え、直木賞受賞作品。
実は、町工場の技術って凄いものがあって、この小説の町工場もロケットエンジンを供給するというもの。いや、町工場が大企業に立ち向かうその姿は、こういう読み物として見ている分にはカッコイイ。実際にはそんなに甘っちょろいものではないのだけれど。
- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/11/24
- メディア: ハードカバー
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取引終了、メインバンクからの支援中止、特許侵害、買収工作などなど、想像しているどおりの展開だし、読み進む先も概ね想像どおり。そういう意味では、意外性が無くて対して面白くないのだけれど、逆に安心して読めるという部分もある。そんなものに1700円も支払うのは躊躇するところだが。
過去にロケットに関連する小説では五十嵐貴久著『2005年のロケットボーイズ』というのを読んだな。高校生青春ものでつまらなかった。因みに同じ著者で『1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター』は素晴らしかった。ヲレ、歳が一緒なんだよね、と裏を取ってみると、あれWikipediaと生年が2年違う。どうなっとるの。
直木賞とった時に訂正したか?