PHILIPS ドッキングスピーカー Fidelio DS8500

お借りしたPHILIPS ドッキングスピーカー Fidelio DS8500 を視聴してみた。今回のこれ、フィリップス Fidelio タイアップによるモニター企画である。

ヲレの生活の中心が、自分の部屋のiMacの前ということで、その横に設置する。かなり大きめ。iMac は27インチ、その横のリコーのページプリンタとの間なんだけれども、かなり存在感有り。

デザインとしては、シンプルそのもの。コテコテした装飾はなく好ましい。機能から考えれば、このデザインであればパソコンの近くに設置するのではなく、リビングなどで音楽を愉しむものだろう。

裏側は、内部のスピーカーの形状が想像できる剛性の高いもの。プラスチック成形であるが、継ぎ目もほとんど無く、あまり見えない部分であるがこだわりが感じられる。

ドッキングスピーカーなので、iPhoneを差し込むだけ。コネクタは可動式で前後に動く。ヲレのiPhone4は、バンパーやケースを付けずに使っているので何ら問題がない。これだけの可動幅があればほとんどのケースにも対応できるのではと思われる。iPhone4の場合、差し込むだけで、背面には隙間がある状態で立っていることになるが、しっかりしたコネクタの強度があるようで不安はない。

本体を挿すためにコネクタ部分に手を近づけると、LEDの音量ボタンが自動的に点滅する。したがって、電源スイッチはない。シンプルさを追求する結果か。

当然、iMacとは結線しないので、iTunesとの同期なのはなされない。したがって、ヲレの場合は、ラディウスのDOCK STAND for iPhone は必須だ。ただし、Fidelioのコネクタに挿せば、充電は自動的に始まる。これは嬉しい。

リモコン付き。シンプルすぎて操作性がいいとは思えない。各種ボタンを押した時にどういう反応があるのか想像できないアイコンデザイン。これは要工夫だと思う。

再生してみる。

45Wの消費電力、それなりの音量でも充分パワフルに音源を再現する。小さな音では、このスピーカーの能力は引き出せない。低音も充分で、かつクリアに聞こえる。耳障りなこもりがちな音ではないのが良い。

全般的に繊細かな。細かい音もしっかり聞こえるし、歪んだエレキギターやドラムのスネアの激しいリズムも、正確に再現してるっぽい。ある音域を強調するような設計思想ではないようだ。自然な音を目指しているのか。

いずれにしろ、実売価格23000円程度でこの音質なら納得のいく製品である。リビングなど落ち着いた環境で手軽にしっかり音楽を愉しみたい方にお勧めか。