憚りながら

言っていること、もうむちゃくちゃなんだけれども、よくこれだけの人がこれだけ語ったという感じ。背景の広さは組織の巨大さ・強靱さを示す。

静岡県に住むものとして馴染みのある後藤組であるが、特に中に出てくる某組織については30年も前から近所の方々みたいによく耳にしたところ。あの場所、この場所と思い出す。いまさらこんな大きな組織だったと驚く。

憚りながら (宝島社文庫)

憚りながら (宝島社文庫)

文庫本版は、東北関東大震災の事に触れている。震災の日から支援活動をしているのだが、最初に支援したのが、ヲレも参加して重油・軽油など支援物資を届けた福島県南相馬市。その状況はヲレが見聞きしたのとまったく同じだ。文庫本の印税は、この震災復興に全額寄付するとのこと。22万5千部も売れた単行本の印税は、ミャンマーカンボジアに寄付してる。ちなみに、ヲレは書籍はすべて購入して読んでいる。この本を購入したことによって震災復興に少しでも役に立てばと思う。