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 英国王のスピーチ

ぐいぐいと引き込まれる判りやすいストーリと地味な映像は、俳優の演技だけに頼ることになる。地味な映画であるが、丁寧に作り込んである。俳優の中では、特に映画『シャイン』でデイヴィッド・ヘルフゴットを演じたジェフリー・ラッシュ(ライオネル役)が素晴らしい。型破りな役が似合う。

そもそもヲレは、イギリス王室なぞまったく興味がない。そんなヲレでも面白いと思わせる映像はオシャレだ。ジョージ6世の奥様(王妃っていうのか)は、あのエリザベス女王なんだ。映画の中では、とても魅力的。チャーチルも出てくる。こいつはあいかわらずのタヌキ親父。先日、なにやら結婚式があったイギリス王室であるが、この映画を観て一気に興味が出た。戦争に至る経緯やイギリス王室と教会との関係も、ああそうなんだと一般知識としてもいろいろためになる。

映像を観て感じたこと。イギリスって紳士の国だなあとあらためて実感した。70年くらい前の話なんだけれども、すべてがオシャレですよ。それから被写体を右か左に位置し、中央にもってこない画づくりも地味に良い。オスカーにふさわしい映画だ。