TSUTAYA Wカードが改悪

「TSUTAYA Wカード」が「Tカード プラス」と名称を改めるというハガキが届く。その理由が、より充実したサービスを提供させていただくためとある。けっ、ろくでもない事を考えているんだろうと、ふつー読まないだろうという小さな字で書かれた規約改正の説明文を読んでいたら、これ、とんでもない改悪だと判明した。いらつく。

  • 年会費を徴収

年会費無料がウリだったのだが

会員は、当社に対して、当社所定の年会費を当社所定の時期に支払うものとします。

と改悪。年会費は525円(税込)だ。ちなみに年間5万円のカード利用があれば翌年度の年会費が無料となる。

  • 費用等の負担

費用負担の条項が追加されている。

当該キャッシュディスペンサーまたは金融機関のATM利用に係る当社所定の手数料を支払うものとします。

カードキャッシングやキャッシングの返済をするときの手数料だが、利息を取っておいてさらに毟り取るのかという感じ。

  • 規約の変更の手続きの簡略化

今回もカード会社アプラスの都合による規約改正なんだが、この部分についても都合の良いように改正をしようとしている。

本規約を変更する場合には、当社は会員に変更内容を通知またはホームページ等で公表するものとします。

今までは、「当社はあらかじめ会員に変更事項を通知するものとします。」という規約だったので、今回のように会員に不利になる規約改正の場合、このようなハガキでお知らせをしてきたわけ。ところが、今後はその辺のお知らせ義務の部分が「または」という表現をしてあるので、通知をしなくてもホームページで告知すればオーケーになってしまう。例えば、通常ホームページなどウォッチングしていないので、知らない間に会費が1000円になったり、月額制になったり、手数料の値上げなどが行われてしまうのだ。

名称変更とまったく関係ないはずなのに手数料率が改定されている。

実施利年率 12.60%→15.00%

リボ払いの乱用は、多重債務のきっかけになるパターンが多いのだが、さらに手数料率を上げてくる。しかも一気に2.40%のアップ。今後は、こういう改訂も利用者に通知が届かないのだよな。

今回のハガキ(通知)には、「より充実したサービス」の「より」の部分が何なのかはまったく説明がない。従来通りのTポイントの説明のみ。さらに酷いのが、解約などの手続きについてまったく触れていないこと。

強者が弱者を弄ぶ世の中、先行き暗いなあ。