Eye-Fi Connect X2 4GB+Wi-Fi

ここのブログに写真付きでエントリするには、

  1. LUMIX GF1で撮影
  2. LUMIX GF1からSDカードを抜く。
  3. SDカードリーダーにSDカードを挿す。
  4. SDカードリーダーをUSB HUBに挿す。
  5. iMac Finderで保存先フォルダを開く(ダブルクリックを4回)
  6. iMac Finderで画像ファイルをクリックし、プレビューを立ち上げる。
  7. プレビューで画像の補正、リサイズをし、デスクトップに別名で保存する。
  8. 記事を作って、はまぞうでアップロード。
  9. iMacでSDカードリーダーの取り外し。
  10. SDカードリーダーをUSB HUBから取り外し。
  11. SDカードリーダーからSDカードを抜く。
  12. LUMIX GF1にSDカードを挿す。

が一連の流れ。これは写真一枚を使用する場合で、写真の撮り直しや連投場合には、これを何度も繰り返すこともある。なんにしてもSDカードの抜き差しが面倒なのだ。そこでEye-Fiの登場となるわけで、これがあれば、2,3,4,9,10,11,12の作業を省くことができる。SDカード抜き差しによるSDカードやLUMIX GF1のSDカード挿入口などの劣化も防ぐことができる。

いやはや人間歳をとると狡くなる。とくにヲレは、自分が楽になるのであれば、どんどん投資をするし手間も掛ける。そこで浮いた時間は他の有効なことに注ぎ込む。長年、積み重ねてきた習慣だ。(←言い訳)

前置きが長くなったが、Eye-Fiは、SDカードの形状だがWi-Fi機能が付随しているもので、撮影をすると数秒後にWi-Fi経由で登録した先にその画像を転送するという代物だ。

DVDのパッケージほどの大きさだが、実際の製品はSDカードサイズ。

面白いものを発見(「発見」は大げさか)。SDカードがむき出しに見えるようなパッケージングなのだが、実際には手にとって見えるSDカードはダミーで、本物は開封しないと見えないところにあるということ。ダミーのSDカードはボール紙製。

製品のEye-Fiは、USBカードリーダーとセットで提供される。このカードリーダーは、通常のSDカードのリーダーとしても利用できるもの。

実際に使用してみる。LUMIX GF1の4:3サイズ、Lモード(4000×3000ピクセル、1200万画素相当)最高画質の場合、4MB〜7MB程度のファイルサイズになるが、撮影しカメラが保存終了後、数秒後に転送が始まり、6秒から10秒後に転送が終了する。ブログに使用する画像の場合、ヲレはMモードで撮影しているのだが、この場合は、4秒から6秒程度で転送が終わる。

快適な転送速度を優先したいので、Eye-Fi Viewへのアップロード、Facebookなどのオンラインサービスへの送信は未設定とした。

これは、802.11n無線LANの環境で、カメラとルータとの距離が数メートルの条件の場合。我が家の場合、もう一つの無線LAN環境(同じく802.11n)があるが、階層が異なる上に(1階と2階)階段が入り組む構造で転送速度は非常に衰える。実際にそのネットワーク経由では、転送漏れが起きるなど実用に耐えられなかった。Eye-Fiが有効に機能する条件としては、有効な転送速度が担保される無線LAN環境は必須だ。

ちなみに、FONルータ経由では、FON_FREE_INTERNETもMyPlaceも利用できなかった。その他、気がついたことは、例によって箇条書きで思いつくまま記載する。

  • 転送先にiPhotoが設定できるのは素晴らしい。が、詰めが甘い。カメラの電源を切ると同じ日に撮影したものでも別のイベントに登録され、同日のイベントが複数出来てしまう。仕様として意図がわからない。これでは管理が複雑になり手間でもあるので、転送先をフォルダに変更する。
  • 転送先をフォルダにした場合のオプションとして、「日付ごとのフォルダを作成する」が標準。が、詰めが甘いというか何かがおかしい。というのは、作成されるフォルダの日付が1日先になってしまう。バグか。カメラ、iMacの設定は誤っていないし、Eye-Fi側で日付設定をするところも見当たらない。iPhotoのイベント名も一日ずれていた。特に必要がないので、「同一フォルダに転送」を選択する。ブログ用写真の場合、必ずしも最終保存するばかりではないので、これを整理した上でiPhotoに登録することにする。試し撮りなどは削除してしまえばいいし。
  • 買ったばかりの初期設定は、付属のUSBカードリーダーを挿せば自動起動するが、USBハブに挿した場合、なかなかカードを認識してくれなかった。原因がわからず何度もやり直し、iMac本体のUSBコネクタに挿したら問題なく出来た。多分、電源供給がされていないUSB HUBなのでその辺の問題か。マニュアルとか仕様にしっかり書いておいてもらいたいね。こっちは素人なのだから。
  • 簡単な取説があるが、MacOSの場合、説明の内容が違う(古い)、取説が当てにならない。普通にソフトウエアのインストールなどができるレベルであれば、難しい手続きではないが、不親切。

いろいろ言うところはあるが、5000円未満でこれだけの省力化は導入する価値があるかもしれない。SDHCメモリーカードとして普通に使えるし、Class6の速度も担保されている。転送後にメモリーカード内の画像の自動削除も可能。このEye-Fi購入に当たり、ネットでの情報収集をしたが、あまり有効なサイトがなかったのが残念。