LUMIX DMC-GF1 と Konica HEXER

LUMIX DMC-GF1、手元にある。世界最小・最軽量ボティなんだけども、コンデジと比較してみれば、十分大きく重たい。マイクロフォーサーズとは言え、馬鹿にできない。ただし、手に持ち構えてみればコンデジとは比較にならない充実感を味わうことができる。従来の一眼レフにありがちの主張のしすぎはなく、まあ、この辺でいいにしておくかっていうさりげない存在感。

ボディ色は5種類あるが、やっぱりエスプリブラックが迫力あり。付属のパンケーキレンズ LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.を付けた時の配色バランスもエスプリブラックが良い。しかもこの色、市場価格が最も安い。

その昔、10数年前、開放値F2.0の Konica HEXER を初めて手にした時くらいの感動がある。この頃は、HEXER抱えて南アルプスの山々を歩いたりして随分と若かった。今回のLUMIX GF1は、Konica HEXERとの比較にもなりそう。もちろん、ヲレ素人なのでマニアックな部分の比較は専門家に任せておき、ヲレの比較の対象は物欲度の充足感だけなんだけど。

とは言え、ちょっと比較してみようか。右がLUMIX GF1、左がKonica HEXER。幅はKonica HEXERの方があるが、厚みとレンズはLUMIX GF1が大きい。どちらもバランスが良いデザイン。筐体の造作は、Konica HEXERの方が品があるし丁寧だ。LUMIX GF1のアルミニウム素材は軽いが、Konica HEXERの重鎮さは物欲満足度的にはかなわない。Konica HEXERの使い勝手は良くなかったが、ボタン・リング類のシンプルさは今も美しい。ちなみに購入価格。Konica HEXERは、LUMIX GF1パンケーキレンズセットの倍くらい。定価レベルでは多分同じくらいだが、購入価格差のを考えれば致し方ないか。

パンケーキレンズについて。LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.って定価52,500円もするのねー。誰が買うのだろうと思ってしまう値段なんだけれど、ボディとのセット価格だと、今ならこの定価以下で買えてしまう不思議。レンズ的には、単焦点っていう割り切りが魅力。開放絞り値F1.7ってなにげにすごい。身近なスナップ写真ならあれこれ面白い写真が撮るかもしれない、期待大なり。

それにしてもだ。LUMIX GF1は、ボティ内手ぶれ補正を採用したOLYMPUS PEN EP1と違って、手ぶれ補正をレンズ側で行うのだけれど、このパンケーキレンズLUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.には手ぶれ補正の機能は付いていない。おー、今時、手ぶれ補正がないデジカメってありかよと言ってももう遅い。そこは技術で賄うしかない。

ちなみに、コンデジと違ってうれしいことを箇条書き。

  • シャッターを押した時にカシャッというシャッターの落ちる音とコトリという振動があること。疑似音・疑似振動なんだろうけど、本物っぽくてうれしい。OLYMPUS PEN EP1はもっとマニアックな作り込みらしいが。
  • 電源スイッチを入れて液晶をのぞき込むと何も写っていない。何かというとレンズキャップを外してないわけね。ああ、便利・安易な沈胴式コンデジじゃないんだと優越感。親ばか丸出し。
  • ポケットに入れられない不便さ、でも小さなバッグには入る便利さ。
  • ケース選びがうれしい。選択肢の多さ。
  • 単焦点というストイックなところ。
  • AFがめちゃ速い。

かなー。まだ、よくわからない。

最後に試し撮りの一枚を。やっつけ仕事で作った夕食の回鍋肉。夜、ダイニングで蛍光灯の下で撮ったもの。フラッシュ未使用、おまかせiA、シャッター切るだけモード。

しばらく遊べそう。