人間失格と井上ひさし

太宰治の『人間失格』は、その昔、初版本で読んだ。一昨年に亡くした親父が持っていた書籍で、ヲレが唯一持っている古書かな。古い、昭和23年刊。

太宰治生誕100年ということで、最近では映画になったりしている。集英社文庫の表紙はこれ。

なんじゃこりゃ、『ヒカルの碁』『DEATH NOTE』描いた小畑健。これ、人間失格のイメージかと素朴に疑問。でも、売れたのだよね、この文庫本。こんなのもある。

井上ひさし著『人間合格』。井上ひさしも亡くなって早くも2ヶ月が経つ。以下、Wikipediaから抜粋。

日本の小説家、劇作家、放送作家である。文化功労者日本藝術院会員。本名は井上 廈(いのうえ ひさし)。結婚当時(1961年 - 1986年)の本名は内山 廈(うちやま ひさし)[1]。その他の筆名として遅筆堂(ちひつどう)を使用することもある。

真偽定かではない配偶者へのDV問題からなんとなく評判を落としたようだが、すごい人なんだ。生前、つてを頼って「遅筆堂」というハンドルネームを使っていることの了解を得た。今となっては、良い思い出だし、財産だな。

むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく ふかいことをゆかいに ゆかいなことをまじめに書くこと

時々、思い浮かべる井上ひさしの言葉だ。1年