グリーン・ゾーン

水曜日は男性1000円ということで、映画『グリーン・ゾーン』を観る。静岡市のオリオン座は、本当に久しぶり。17:15の回、40人程度の入りか。寂しい。

まあ、1000円だったからいいというか、それだけ元とれたか疑問だが、それにしてもオトク感がない出来栄えだった。期待していただけに残念。これでは、マット・デイモンがかわいそうだぞ。どこが悪いかというと、

  • 手持ちカメラを意識したと思われるゆらゆら映像。戦場の臨場感を演出したかったかもしれないが、やりすぎ。必要のない場面でもゆらゆら。酔い止め薬が必要。
  • 戦場の混乱を描くのは構わないが、戦闘場面では何が起こっているのか判らない映像。部分部分ではいい画なのだが、通してみるとワケ分からん。
  • いくらなんでも軍隊の規律ってもんは、こんなに甘くないだろ。
  • あまりにもストーリ展開が安直。テーマはすごく理解できるが、そう簡単にはいかないと素人でも感じる。
  • 結局、陳腐なストーリになってしまっている。

こんなところ。良いところは、

  • 重火器の発射音がリアル
  • マット・デイモンが持つM4A1の構え方・抱え方がさりげなくてステキ。しかしながらカラシニコフは、やっぱりアメリカ人が持ってもスマートにならない。MP5A3もいいなあ、MET部隊の装備全体がそれらしい、これ見せるためにこの映画作ったんじゃない?ポスターもM4目立つし。

など。こんなのばかり。最初の倉庫襲撃シーンだけはカッチョよかった。そんだけの映画だなあ。