佐藤可士和の超整理術

その昔、梅棹忠夫著『知的生産の技術』を読んでから、この類いの本は山ほど見てきているが、この『佐藤可士和の超整理術』だけは、どうにも食指が動かなかった。どうしてだろう。

今回、105円で読んでみて、その理由が判ったような気がする。多分、佐藤可士和が嫌いだったんだって。

佐藤可士和の超整理術

佐藤可士和の超整理術

ヲレには、多くの部分が自慢話に聞こえるぞ。理論の実践として自分が手がけたプロジェクトを挙げているのだが、ヲレ的には極生とN703iD以外は良いと思わない。だから、理論が屁理屈に聞こえる。まあ、ヲレが凡才であるからであろうが、ヲレも一消費者としてユニクロのデザインがすごいなあとは思えないのだよね。

空間の整理術は、かなりの部分で共感できる。P111、P112ページだけでいいんじゃないのっていう気もする。

  • 整理とは自分の中の不安や”とりあえず"との闘い。

は、ほんとそのとおり。"今日はとりあえず残しておこう"みたいなのは日朝茶飯事。人間弱いからね。