緩やかに過ぎていく季節

年度末である。仕事も忙しいが、3月から4月への様々な生活上の区切りも多々ある。まあ、一つの節目であり、気持ちの切り替え時期でもある。

小学校6年生の娘が「皆勤賞」と書かれた賞状を貰ってきた。6年間、一日も休まなかったという。思いっきり誉めてあげた。偉いなあ、ヲレなんか1ヶ月に1回は休みたい病が出る。でもね、一番大変だったのは、何をしても目が覚めない娘を毎朝なだめすかして起こしてきたヲレだと思う。娘に「そう思わないか」と訊くと「そう思う」という返事。ちょっと嬉しかった。

今日は、卒業アルバムを持ってきた。懐かしそうに沢山の写真や思い出の記録を眺めている。ヲレもパラパラと眺めていたら、好きな言葉に「磁石」と書いていた子がいた。うーん、素晴らしい。同じ子の得意なことの欄には「きざみ」だ。何を刻むのだろうか。ネギか時間か人生か。子供の感性、奥深い。

明後日には、中学校の卒業式に来賓で招待されている。中学の卒業式となると、自分の時のことは鮮明に覚えている。それほど昔のこととは思えないほどの印象だ。それがだ、来年は長男の卒業の年となる。まさに世代交代。

3月から4月、春めいてきた陽気。ノスタルジーな気分とともに緩やかに過ぎていく季節だ。