ICHI(いち)の蕎麦が、もう食べれられない

昨年の8月にお邪魔した八ヶ岳南麓の北杜市高根町のICHI(いち)の激うま蕎麦には感動したものだ。

1980年代に実在した横浜ケンタウロスというライダークラブを題材としたの漫画『ケンタウロスの伝説』(原作オサム、脚色・画御厨さと美)があったが、この第1巻(1982年刊)に"600マイルブレンド"という逸話がある。

横浜から神戸まで1杯のコーヒーを飲むためにバイクを走らせるという話。そこで、ボスが言うんだよね。「この店のコーヒーはな、俺たちは"600マイルブレンド"と呼んでる。それだけ走る値うちがあるコーヒーだぜ」って。

まあ、ICHIの"あげなすおろしそば"もこんな感じで、"200マイル蕎麦"とも言おうか。とにかく昨日、思い立って朝早く出発、同居人と二人で片道170キロ、インサイトを走らせて、このICHIの蕎麦だけを食べに出かけたわけ。

店内の様子。天井が低い。

あげなすおろしそば。美味しかったよー。素揚げしたナスや野菜が美味しい。蕎麦のしっかりとした歯ごたえも良い。最後に飲む蕎麦湯と汁の濃さが抜群だったりして、とにかく満足。

ところが、衝撃的な事実が。お店の方に話を伺うと、蕎麦のメニューは本日(2010年2月28日)限りだという。これからは洋食メインとなる。うーん、食べ納めかあ、残念。そういえば前回来た時は「蕎麦 ICHI」だったけど、

既に「CAFE ICHI」に変わっている。

そうかあ、残念。取り敢えず満足したけれども、事情あって、とんぼ返りで帰ることになる。その話は、後日。