RICOH IPSiO SP4000の手差し給紙の精度について
こんな問い合わせがあったのでエントリする。
手差しでの給紙だと全体が若干斜めになったりしますでしょうか?
別売りの両面印刷ユニットを使用しないで、片面ずつの印刷による両面印刷をしたいと考えているのですが、用紙を取り込む際に、例えば荒っぽい取り込みで用紙が斜めになり、印字が用紙に対して若干斜めになるなどの難点が無いか気になっております。
どこまでの精度を求めているのか不明であるので責任が持てないが、試しにワードで余白(5mm)ぎりぎりの罫線を引いてみて印刷をしてみた。
上に写っているのがカセットからの給紙で印刷したもの。下に写っているのが、手差しトレーからの給紙で印刷したもの。
カセットからの給紙のものについては、余白5mm設定で5mmの位置に罫線が印刷されているので正確な給紙がされていると思われるが、手差しのものについては実測で1mmの誤差があった。手差しトレーのセッティングはかなり慎重にしている。縦方向のゆがみは見た目では判断つかないレベル。再現性についての検証は未実施。
原因として考えられるのは、
- 手差しトレーの給紙ガードが正確に中央になっていない。
- 手差しトレーの給紙ガードが動きやすく給紙時の振動により若干のずれを生じた。
当たりなのだが、両方ともあり得るかなという感じ。
給紙を手差しトレーから行う理由(目的)にもよるが、正確で確実な給紙に期待するのは無理があるようだ。例えば、質問にもあるように両面印刷をして、裏表できっちりと罫線の位置を一致させるみたいな目的であれば、完璧を期待しない方が良いと思う。
ただし、今回の実験が余白5mmで比較しているので目立ってしまうが、通常文書のように余白25mm程度であれば、気にならない程度で実用性は担保されている。手差しで数十枚一度に印刷する場合や、表面を印刷した後の裏面印刷をする場合の用紙の反りがある場合など、条件によって結果は変わってくると思われる。
リコー IPSiO SP 4000(モノクロレーザープリンタ/A4) 515310
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以上、参考になればと思い、エントリ。ヲレが半年以上使ってみての感想としては、なんら問題がないと自信を持って言える。ただし、在庫品薄なのか販売価格が上がってきているのが残念だが。
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