アルマズ・プロジェクト

気分転換をしたくて、急遽、仕事終了後、映画『アルマズ・プロジェクト』を観に行く。既にDVD化されているが、劇場では2週間しか上映せず、今日が最終日。

ロシアの宇宙ステーション・アルマズ内での出来事を、ステーション内固定カメラと手持ちカメラ、ディスプレイの映像などでドキュメンタリー風に描く。これがリアルで、とっても怖い。

全体的にわかりにくい映像が多く、映画の手法としては非常にずるいなあ思うのだけれど、それがね、なんというか怖い。よく判らないが何かが起こっているらしいというのが延々と続く。音、光、闇、手持ち電灯の灯、ノイズで表現される恐怖は、生々しく見えるのよりも想像力をかき立てるのだ。次々と起こる不可解な事故、逃げ場のない宇宙空間で追いつめられる。ああ絶対に宇宙ステーションには乗らないぞと誓ったのだが、まっ、これは現実的な誓いじゃないな。

アルマズ・プロジェクト [DVD]

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それでもって、何が一番怖かったかというと、150席ほどのスクリーン内、この映画を観ているのがヲレ一人ってこと。しかも夜の部。おー、怖っ。でも、一人なので2センチほどの厚さのカツサンドを遠慮無く食べながら観ることができた。1000円でスクリーン独り占めは、充分気分転換になったよ。