早起きは「3億」の徳

論理も理屈もほとんどが無茶というか強引というか非科学的である。

早起きは「3億」の徳

早起きは「3億」の徳

けれども、早起きは良いんだよという熱い気持ちは伝わってくる。それほど不愉快でもなく、そうだなあ、やってみようかなあと思える程度に。

所詮、芸能人とサラリーマンとの金銭的・時間的なギャップは埋められない。この違いがこの本の現実的な信頼性を弱くしているのだが、哀川の家族や仕事や健康に対する真面目さやその信念、理想は、サラリーマンであっても同じであろう。ただ、実現できるかどうかだ。

いずれにしろ、真剣に考えなければ、そう悪い本でもない。刺激にはなる。