重松清著『十字架』
重松清だから警戒して読み始めたのが、これは辛い。
わずかなすれ違いが、重い十字架を背負うことになる。「未必の故意」って法律用語があるけど、このストーリはそれに近いものがある。ほんとうに辛い。あるよなあ、誰にも。残された家族も実は同様の十字架を背負っているわけで、これが人間の宿命というか、人生なんだよね。みんなこんなのを背負って生きている。
- 作者: 重松清
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/12/15
- メディア: 単行本
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くどいが、辛いなあ、人生は。