夕張問題

著者の鷲田小彌太は学者なのに、いつも学者らしからぬ文章を書く。

この本も、破綻した夕張が題材なのに、結局は新聞記事や過去のデータの寄せ集め(現状の説明)に終始し、一冊の本としての結論とか著者の分析がないため、実に物足りない。この著者の本は全般的にそんな感じなので、新書の限界なんて理由でもなさそうだ。せっかく夕張市の近くに住んでいるのに残念。