新型インサイトで航続可能距離を0kmにする

ホンダの新型インサイトは、給油タンクが満タンで40リットル。燃費20km/Lで800kmの走行が可能だ。で、残りのガソリンが減ってくるとあれこれ警告表示がされる。

まずは、マルチ・インフォメーション・ディスプレイに「給油して下さい」の表示。カラーがオレンジでやたらと目立つ。エンジンを掛けたときや表示を変更したときなど、頻繁にこの表示がされる。

同時に、給油計の下にオレンジ色の丸が表示される。点滅もせず、あまり目立たないので、警告にならない。

もう一つ、スピード表示の左側に、インフォメーション・マークがオレンジ色で表示される。これもちょっと地味だ。

マルチ・インフォメーション・ディスプレイの表示を変えて、「航続可能距離」に変更する。「給油をして下さい」の表示がされるのは、「航続可能距離」が60kmになったとき(他の条件もあるかもしれないが)。

「航続可能距離」が20kmになると、かなり緊張する。無意識にガソリン・スタンドの位置を頭の中で確認している。ヲレは、気が小さいのだ。

「航続可能距離」が4kmになると、もう尿意をもよおす。血圧も上がっているだろう。ヲレは、気が小さいのだ。でも、我慢する。

ついに「航続可能距離」が0kmになる。達成感があるが、インサイトは動揺せず、普通に走行してくれる。なんだ。他の表示も変わらない、つまらん。例えば「給油して下さい」の表示が「ガソリンが無くなりました」とか「もう走れません」に変化があってもいいのでは。

試しに、そのまま5キロほど走行したが、「航続可能距離 0km」は変化なし。マイナスになることを期待したが、そこまでホンダは考えていなかったようだ。この時点で、満タン給油をしたが、36リッターくらい入ったかな。全然、余裕じゃん。まだまだ、20km/Lで80キロは走行できる計算。

そもそも、この「航続可能距離」はいい加減で、写真をよく見ると、残20kmから8km走行して残4kmになり、残4kmから2kmも走行しない内に「走行可能距離」が0kmになっている。かなり恐怖心を煽っていると思われる。

だからと言って、これらの警告を無視していると、痛い目に遭いそうなので、こんなお遊びは今回限りとしよう。

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