LASIK(レーシック)手術を受ける(手術後編、その1)

手術の後、宿泊先に戻ってからのことを思いつくままに。たぶん、個々の差はあるはずなので、ここで紹介することがすべてではないと思う。良くも悪くもだ。

まず、術後当日は、正直、なにもやる気が起こらない。ヲレの場合、左目に異物感を感じたので、それが気になってしかたがなかった。小さめのハードコンタクトレンズを入れているような感じ。瞬きするたびに涙が出てくる。激痛でも鈍痛でもない。我慢できる範囲の不快感。

右目については、手術直後から異物感はまったくないが、結膜に内出血ができた。これは、瞼開器を押しつけたときにできたと思われる。眼が小さい人の場合、瞼の端を切開することもあるようだ。2週間程度で治ると説明がされる。痛くも痒くも異物感もないので、特に気にならない。

術後当日は、1時間おきに3種類の薬の点眼をする。しかも、3種類、点眼の順番が決まっていて、かつ、それぞれ5分程度間をおく必要があるので厄介だ。痛みがある場合は、それに加え鎮痛剤の点眼も可能。これは1時間に1回まで許されている。鎮痛剤を点眼すると、約30分は異物感が無くなってさっぱりする。

こうなると、ほとんど目薬との格闘だけで一日過ごすことになる。翌日までは、テレビ、パソコン、読書は禁止となっているので、ほんと、やることがない。テレビは常につけっぱなしにして、音だけを聴いている。どうしてチラチラと観てしまうが。パソコンは、定期的にメールのチェックのみ。読書はさすがにつらいので敬遠だ。

手術で作られた角膜の表面のフラップ(ふた)は、術後に縫ったりして固定するわけではない。ペラッと捲ったフラップを戻すだけなので、それは表面が乾燥したり(ドライ・アイ)や強風などにより再び捲れたりシワが寄ったりする可能性がある。これは怖い。

通常、3日程度でくっつき、1週間程度で表面が馴染んでくるとのこと。それまでは、激しい運動とか外出時の強風とか埃には最善の注意が必要となる。いずれにしても術後当日は、超不安定な状況にあるわけで、とても心配。異物感など感じると、ますます不安になる。目を擦るなんてとんでもないことだ。危険、危険。

ホテルに泊まったので、空調を入れると乾燥するのではないかと思い、バスタブに湯を張ったりした。外にでるときは、支給されたサングラスをかける。ビル風や地下鉄の電車がホームを通り過ぎる時の風が気になるからだ。このサングラスは、翌日の検査までということなのだが、心配なのでアメ横で買った適当なサングラスを、外に出るときは使っている。サングラスは、UVガラスであればなんでも良いので、自由に選べて便利。矯正の必要がないことが、ありがたく感じることの一つだ。

今日で、術後5日目。左目の異物感はほとんど無くなった。快適だ。眼も疲れにくくなってきた。パソコンの液晶を見つめる気力がでてきた。視力が徐々に安定してきた実感がする。やれやれだ。

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