俺は、中小企業のおやじ

スズキ会長兼社長である鈴木修著『俺は、中小企業のおやじ』は、新刊で買ったにも関わらず、ヲレよりも先に読んだ輩がいるという曰く付きの本。

本の内容は、著者の講演会や各種インタビューでいつも述べていることばかりで、ヲレにとってはあまり新鮮味がない。読んでみれば、ひと通りスズキという企業については知識が得られるという感じだ。

トヨタが実践から生み出された理論的な効率化による経営であるならば、スズキは鈴木修氏のカン(感)ピュータとトップダウンによるコストダウンの経営。それは、ワンマンという紙一重の経営だが、底を知らないコストカットによって奢ることなく築かれた企業体質のおかげで、この最悪の経済状況の中、自動車メーカーでは大幅減益とは言え唯一利益を出している。不況への抵抗力の強さが現れたというところだ。

著者とはいろいろな関係があって、ヲレの様な貧民サラリーマンに対しても名刺を差し出してくれるし、同じ場で食事などもしちゃっこともあったりする。で、その場で見たのは、まさにこの本に書いてあるとおりで、トップダウンによる決断の早さだ。そのスピードと決断力は、すさまじい限りだ。周りの役員は、一言も意見を言わず、それにしたがっていく。

スズキでは今、会議室のイスを取っ払ってしまったらしい。会議は立ったまま。無駄な会議を無くす為の手段だ。我が社も含め、ぬるま湯に浸かったような組織が多い中で、参考にすべき点が多い企業の一つであろう。

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