ジウ(1)警視庁特殊犯罪捜査係【SIT】

警察小説に思い入れはないが、こいつは面白い。無理のない展開、巧みに散りばめた伏線、『武士道シックスティーン』に通じるキャラの造成、どれもがうまくかみ合い、抜群のスピード感を生み出している。

結構、生々しい描写や重要な登場人物が簡単を死なせたりしてしまうのだが、スーパーマンやランボーの様な登場人物ばかりがでてくる小説、例えば福井晴敏著『Op.ローズダスト』なんかよりも、リアルに感じられて良い。実際、そうなんだよって感じで。

実は、昨晩から熱を出し、今日は仕事を休んで布団の中でうつらうつらしながら『ジウI』を一気読み。おかげで昼過ぎには、熱も下がってしまったよ。続きが読みたくて、午後、歩いて3分の書店に買いに行ったのだが『ジウIII』しか手に入らず、Amazonプライムお急ぎ便で注文。明日には届く。楽しみだ。