花粉症でありながら山に入る

ヲレは、シソエキスを5年飲んで概ね克服しつつある花粉症持ちであるが、仕事で道無き山に入らなければならなくなり、昼間の3時間ほど山中彷徨した。もちろんマスク、べにふうき茶、帽子のフル装備。

一人で夏山をあちこち歩いた頃を思い出す。今回は、近くの里山であるが、意外に楽しい。目的は、貴重種の確認作業。ナギラン(絶滅危惧2類)やキンラン(絶滅危惧2類)の生育している箇所を特定し、地図上に位置と株数を落としていくという作業。この時期、花は咲いていないので、茎と葉っぱだけで判断する。

これら貴重種は、盗掘などにより絶滅のおそれがある。山登りをしていたその昔、山野草を目的とした登山グループなどをよく見かけたが、こいつらは大抵おばさんおじさんグループで、ヲレはコイツらを泥棒だと思って見ていた。

なぜなら、そもそも山野草はその地に適正した植物しか育たないわけで、移植しても育たないし、登山道から外れて歩けば、登山靴などに付いた下界の雑多な種子がばらまかれる恐れがあり生態系を崩すかもしれない。山野草愛好グループは、そんなことはお構いなく、ザックに必要もないピッケルなどを誇らしげに刺し(山野草を掘り出すため)、大声で話しながら人様の土地へズケズケと入っていく。ああ、思い出したくない忌々しい記憶だ。

もとい。低山であるが、尾根に出たときの気持ちよさといったら、もう事務室には戻りたくないぞと真剣に思ったほど。生活の糧としてはたぶんできないだろうけど、こうして土を弄ったり作物を作ったりする仕事って、楽しいだろうなとしばらく間、遠く思いを馳せた。

実は、4月からそんなプロジェクト(←大げさ)を立ち上げる。楽しみだ。

広告を非表示にする