日本でいちばん大切にしたい会社
坂本光司著『日本でいちばん大切にしたい会社』は、売れているね。Amazon.co.jpランキングで89位。凄い!『金持ち父さん貧乏父さん』より売れている(笑)。
- 作者: 坂本光司
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2008/03/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今日の静岡朝日テレビ「IAIスペシャル 日本でいちばん大切にしたい会社」では、この本で取り上げられている5社の内、日本理化学工業(株)と中村ブレイス(株)がドラマ化されて紹介された。いやー、日本理化学工業(株)の話、ほんと涙がボロボロと溢れでたよ。
障害者雇用がテーマなのだけれど、法定雇用率云々という義務的な問題ではなく、日本理化学工業(株)では、従業員の7割が障害者ということ。そして、番組の中で、企業が求める価値とは何かという根本を著者は論ずる。
幸福とは、
- 人に愛されること
- 人にほめられること
- 人の役に立つこと
- 人に必要とされること
であって、2、3、4については働くことを通じて実現できる幸せである。つまり、そういう場を提供することこそ企業の存在価値であり社会的使命ではないか。そんな理念のもと、日本理化学工業は、50年に渡って障害者雇用をし続けている。
なるほどなあ。ヲレは著者の自宅を7年ほど前に尋ねたことがある。山ほどの書籍があった。「原理原則」という言葉が口癖の方で、その原理原則は弱者のための社会だという。今日の番組は、その実践の最先端を紹介し、飽食の時代に警告をしたものと理解している。
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