反戦軍事学

朝日新書。ブックオフで105円。

戦争に反対する者こそ、まず軍事を知らなければならない。

が、コンセプト。つまり、問題意識だけではなく、基本的な知識を持たないと建設的な議論をすることができない。これは戦争とか国防とかだけに言えることではないのだが。

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この書籍の構成でいうと、第一部の「入門編」と第二部の「中級編」までは、この本のコンセプトどおりの内容なのだが、第三部以降は、著者の持論を展開するもの。もっとも、中級編までの内容も、宮嶋茂樹著『私の異常な愛情』ほどマニアックではなく、あくまでも基礎的な知識をということで、あまり驚くようなことは書かれていない。

それでも全体を通してみれば、反戦の姿勢は変わらない。戦闘的なナショナリズムや反中・嫌韓を煽ったりする漫画や駄本に影響されないよう注意を促し、軍事問題を実用的な知識としてそれを蓄えることを奨めている。軍事問題が理解できれば、国際政治も理解できると。

感情的・情緒的ではなく論理的な思考を持つことは、戦争問題だけではなくすべてのことに言えることであろうが。

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