派遣社員と正社員と給与カット

派遣法が改正され自由度が高い派遣が可能となった頃(2003年)、テレビのインタビューに答えていた若者たち。

正社員になって一生会社に縛られるよりも、気軽に好きな仕事を選択できる方が良い。これだけの収入があれば、生活に困らない。

なんて答えていたっけ。その頃、私は子供もいて、多額のローンを抱えて家を建て、年寄り(親)も近くに住んでいたので、フリーターや派遣社員は自由で気軽かもしれないが、私はそんなことができないなあと思った。また、彼らは将来をどう考えているのだろうと疑問も感じた。

まあ、職業選択の自由であって、合法的な制度に乗っかって自分の生き方を選択する事に対してつべこべ言うこともないわけだが、昨今のような状況になったとき、当時の発言を思い浮かべながら彼らがどこに責任を持っていくのかは見極めたい。そんなことを思いながら、日々、メディアの大騒ぎをみている。

じゃあ、正社員が良かったのかって?それはわからない。少なくとも今日、今後の可能性として我が社で示したのは

  • 管理職手当50%カット
  • 賞与50%カット
  • 給与10%カット

であって、その先行きは暗い。では原因は?と考えると根は深く、解決の見通しは深い霧の中。思わず、おいおいコレは大変だぞと天を仰いだ次第。