ムネオ流マラソン術

「ムネオ=鈴木宗男」だ。この本を読んでいる限り、ムネオハウスに代表される疑惑の総合商社などと言われたことはどこ吹く風で、とってもいい人になってしまっている。これは、ホリエモンのブログを読んでいても同じで、多くの人から普通の人として受け入れられているような感じだ。

過去のことは言及しないものとして、この本はなかなか良い。マラソンはもとより100メートルだって走ることはしない私でも、マラソンだけを話題とした内容なのだけれど実に楽しく読めてしまう。あのムネオの走ることに純に取り組んでいるという姿が目に浮かぶ。不思議なのだ。

各章に日本陸連講師の鈴木彰氏のトレーニングアドバイスが掲載されているが、まったく必要のない私が読んでもなるほどと納得できるようなノウハウが満載で、市民ランナーであれば多分役に立つ内容であろう。わずかな知識であろうがそれがあることによって、今年の箱根駅伝は、いつもより真剣に見ることができた。

鈴木宗男は、東京マラソンでフルマラソン2回出場・完走し、2度目は3時間を切るタイム(サブフォー)をたたき出している。叩かれても叩かれても起き上がるあのバイタリティは、こういうところから湧き出てくるのかもしれない。

ムネオ流マラソン術 ~仕事人間でも走れる42・195km~

ムネオ流マラソン術 ~仕事人間でも走れる42・195km~

意外にお奨め本。