東野圭吾著「探偵ガリレオ」シリーズ

出張中に購入した東野圭吾の探偵ガリレオシリーズを文庫本でまとめ読み。久しぶりに推理小説を堪能した。

探偵ガリレオシリーズの短編集2冊。多分最後に見たドラマは「ふぞろいの林檎たち」というほどのドラマ嫌いなので、この探偵ガリレオシリーズがドラマ化されていたことは、当然知らない。知らなくても何も困らないが、このシリーズならば演出に手を抜かなければ面白いかもしれない。

というのも、そもそも、短編小説は消化不良になって小説としては好みではないのだ。折角の面白い題材なのにとても残念。それに比べ、

『容疑者Xの献身』は、いいぞ。シリーズ初の長編ということで、プロットもしっかりしていて安心して読める。ヲレが勝手に思っている東野圭吾の小説の特徴である読後の後味の悪さは残念ではあるが。これも1985年のデビュー作『放課後』からのことなので、今に始まったことではない。