docomo N705iμ(その2)

昨日のエントリに続いてですが、docomo N705iμの魅力は、なんと言っても筐体の美しさです。 

厚さ9.8mm、ステンレス製の光沢ある表面がシンプルです。表面は真っ平らで、デザインを大きく崩すサブディスプレイ(時間などを表示させる部分)がなくスマートです。このスタイルは、N703iμから継承されていますが、他のメーカーは未だこのサブディスプレイがありなんとかならないものかと思います。新機種のP706iμも今回からサブディスプレイがなくなりましたが、筐体の外観デザインは随分とさっぱりしました。

液晶面とボタン面の閉じた部分にはへこみ付けられ、開くときには指が引っかかり開けやすくなるよう工夫がされています。

筐体の裏面は黒の樹脂ですが、2メガピクセルのカメラ部分も平らになっています。なにかとP706iμと比較をしますが、P706iμはカメラ部分が出っ張っていて残念です。N705iμは、おサイフケータイ対応機種なので、FeliCaのマークが表示されています。全体的に、継ぎ目のない処理がされていますので、繊細さが際だっています。

N703iμN705iμの比較ですが、筐体の大きさはほぼ同じです。横幅は同じ、縦幅が5mmほど大きくなっているでしょうか。多分内蔵アンテナだと思いますが、処理の仕方が違うので、表面積はN705iμの方が広く感じます。

やはりN703iμN705iμの比較ですが、厚さはテーブルに置いた状態では1mm程度のN705iμの方が薄いでしょうか。最薄部分では2mm程度薄くなっています。表面積も厚さも、N705iμの細部にこだわったデザインがシンプルであるので、ボリューム感が少なく感じます。デザイナーの苦労が感じられる部分です。

筐体サイズはあまりかわりませんが、液晶ディスプレイのサイズは格段の差があります。N705iμは3.0インチのワイドQVGA(横幅が240pixl)になり、精細な表現が可能です。画像はもとより、フォントも美しくなりました。サイズは違いますが、iPhoneQVGAなんですよね。iPhoneのディスプレイサイズからするとVGAでなければと思うのですが、残念なところです。

当時は、これ以上のデザインはないと確信したN702iDとの比較ですが、厚さがほぼ半分になっています。技術力の進歩には驚いてします。また、その技術力を駆使した製品を我々のような一般人が当たり前のように使えることに感謝しなければなりません。