自転車三昧

クラッシャージョウダーティペアで有名なSF作家の高千穂遥ですが、『自転車で痩せた人』から自転車評論家として有名になってしまいました。SF作家であるということを知らない人が多いのではないでしょうか。

しかも、文体がヘンです。怪しい新興宗教本のようで、なんでそんなに俺に語りかけるのだ!と言いたくなるような文体です。多分、著者は読者を友達、あるいは仲間であると信じ切っています。しかしながら、この本では競輪の魅力を語ってくれるようになりました。これは嬉しいです。

帯の写真が格好良いです。60過ぎのおっさんとは思えません。やはりただ者ではありません。