アップルの法則

アップルは歴史と現在の成功のポイントをわかりやすく紐解く新書サイズの本。

総体的には理解していたが、こうして順を追って説明されると改めてスティーブ・ジョブズとアップルという企業のすごさが見えてくる。ざっと箇条書きで。

  • スティーブ・ジョブズの年俸1ドル
  • 1000回のNOが革新を生む
  • 何か問題を解決しようと取り組むほど、最初は非常に複雑な解決方法が頭に浮かんでくるが、そこで止めず、問題をさらに突き詰め、タマネギの皮をもう何層かむくように頑張っていると、非常にエレガントかつシンプルな答えにたどりつく。多くの人々は、そこにたどり着くまでの時間もエネルギーも掛けていない。
  • モノづくりの3つのポイント「余計な機能を削る」「一貫性」「遊び心」
  • 70%を切り捨て、有望な30%を残す。
  • モノの背後にある世界観を突き詰める。
  • マイペースを貫き通す。
  • 選択と追求
  • 自分のやりたいことをやっているか。やっていないのであれば、変化が必要な兆し。

いろいろ考えること多い。最後にヲレがいつも職場の若い連中に言っていることが載っていた。それは、

  • 「出来ない理由」ではなく、「やるべき理由」「実現方法」を考える

だ。「いつも○○だからできません」という言い訳から始まるとイライラする。そこをどうするかの議論にならなければ良くならないのは当然。成長する企業と成長しない企業の差は、こんな姿勢の違いかもしれない。