二宮尊徳の道徳と実践

世間では、これを社訓としているところがある。我が社も「報徳の精神」だあと宣っている。その経過は不明で、突然湧き出した代物。

二宮尊徳の道徳と実践

二宮尊徳の道徳と実践

判らないわけではない。が、どこかにそれを実践していくための理由というか、物語がないとどうも受け入れがたいのだ。「今日から、二宮尊徳で逝きます」と言われても社員は理解できないのだな。

ということで、報徳とか分度とか中庸とかが何なのか、その根底にある意味も含めて、全体像を探ろうと読み始めたのがこの書籍。

が、この本まったくのダメダメで、論理的・系統立ててない構成は実にわかりにくい。あっちに飛び、こっちに飛びで、頭の中が整理つかない。発行は「モラロジー研究所」、発売は「廣池学園事業部」、立派な人たちの団体なのにとても残念。