整理・整頓の仕方

頭の中の整理整頓。これも大切であるが、そのためには自分のタスク環境を整えることにより、思考の整理もしやすくなる。だから、周辺の整理整頓、片付けの技術の習得は必須だ。ということで、自分が昔から実践していることを思いつくまま記載してみよう。

  • 物の定位置を決める

何がどこにあるかが判らないことによるストレスは大きなもの。はさみはペン立て、定規は机の引き出し、未読本はここに積ん読、読み終わった本はここ、診察券はカードケースなどなど、基本的にすべての物のあるべき場所を決めておく。不便だったら変えれば良い。

  • 使ったら戻す

あとは、ルール付け。使ったら戻す。片付けの基本だ。すぐにできなければ、後でまとめてやっても良いが、その間は、なるべく短い方が良い。なぜなら、面倒くさくなって放置されることになりかねないからだ。一番良いのは、使った都度、元に戻すこと。わずかな手間が大きな時間を生み出す。

  • タスク終了後は、机の上の物すべてを片付ける

ある作業をこなすには、赤ペン、消しゴム、バインダー綴り、参考図書、クリアファイル、定規など、いろいろなものが必要になってくる。そこで、小さな単位での作業が終了したら、これらをすべて元の場所に戻して、机の上には何もない状態にする。それから、次の作業を始めていく。一度、作業環境をリフレッシュするのですよ。

  • 思い切って捨てていく

作業をしていくと、いろいろな資料やメモなどが必要となるが、メモは不要になった時点で処分する。これは、別の場所に移動するということではなく、ゴミ箱などに捨ててしまうこと。記録に残すべきものは手帳などの媒体に記載し、紙切れは捨てる。捨てることにより、次の作業に集中しやすくなる。前作業を引きずらないこと。

  • 押し出し式の採用

野口悠紀雄著『「超」整理法』 で書かれている「押し出し式ファイル」の概念を取り入れると、不要な資料などが処分しやすくなる。
ヲレの場合、A4が入るファイルボックスを机の置き、未処理資料や参考資料などをすべてそこに入れていく。ルールとしては、新しいものは上に積み重ねていくことと、使ったり見たりした資料も最上に積み重ねること。そうすると、必要のない資料などは、どんどん箱の底の方に下がっていく。気がつくと、3センチくらいの厚さにはすぐに重なるが、その下から1センチくらいのものは、結局いらないものだったりする。半年に一回くらい整理すると、気も楽になったりする。

  • 平面に物を置かない。

平面に物を置かなければどこに置くのだ!と怒られそうなので、作業スペースや共用スペースなどと限ってとしようか。具体的には、食卓の上、テレビ台の上、作業机の上、パソコン周り、カウンターの上などかな。これらの上に物を置き始めると際限がない。一時的・瞬間的に置かれるのなら良いのだが、それらがいつまでもおいてある状態は好ましくない。なぜなら、本来あるべき機能が発揮できないからだ。

  • 不要なものは思い切って捨てる

余分な物があるから片付かないので、基本的に他の方法で代替できる資料は捨てる。とくに紙媒体で持っている必要がないものは捨てる。捨てるのも勿体ないので、余分なものは買わない・もらわない。とにかく、「片付ける」は捨てるから始まる。

いろいろ書いたが、人によって居住環境や作業内容などの条件が違うので出来ること出来ないことがあるが、考え方はこんなことでどうであろうかというもの。